いつもブログにアクセスしていただきありがとうございます。
札幌でパーソナルトレーナーをしている飯田です。
以前にファンクショナルトレーニングとは?という投稿をさせていただきましたが、今回はそのファンクショナルトレーニングが具体的にどういうものなのかについてお話しさせていただきます。
本来持っている身体の動きへと高めていく(機能的動作)のがファンクショナルトレーニングでした。
つまり、機能的動作が目標なので、いくら重いものを持てるようになっても動きがよくならなければファンクショナルトレーニングとは言いません。

Contents

機能的動作

機能的動作は具体的に、

  1. モビリティ::可動性=筋の柔軟性と関節の可動域
  2. スタビリティ:安定性=姿勢維持や動きのコントロール

この2つを合わせたものを意味します。

Joint by Joint Approach

これはアメリカのS&CコーチであるMike Boyleによって生まれた言葉ですが、関節には各箇所によってモビリティとスタビリティの2つに役割に分かれるというものです。
頚椎上部=モビリティ
頸椎下部=
スタビリティ
胸  椎=モビリティ
腰椎=スタビリティ
肩甲骨=スタビリティ
肩関節=モビリティ
首=モビリティ
=スタビリティ
股関節=モビリティ
=スタビリティ
首=モビリティ
 
本来はモビリティの機能を持ってほしい胸椎などが硬くなると隣同士となっている頸椎下部や腰椎などが安定させたい(スタビリティ)箇所であるにもかかわらず動きすぎてしまい腰痛肩こりなどを引き起こす原因ともなります。
 

可動性と柔軟性ってどう違うの?

ちなみに可動性と柔軟性って同じでしょ?と思われるかもしれませんが、正確には違います。
その違いはというと、自動か他動かです。同じ脚を上がるでも、自分自身で脚を上げた範囲が可動性なのに対し、誰かに脚を持ってもらって上がった範囲が柔軟性と考えることができます。
前者と後者だと当然、前者のほうが大変ですよね。日常生活やスポーツなどでの動作は自分自身で身体をコントロールするため、機能的動作となった場合は可動性があることが基準になってきます。
 

機能的動作パターンの獲得

では、機能的な動作を獲得するには実際にどんなことを行っていくかというと、
“コレクティブエクササイズ”というものを行っていきます。
聞きなれない言葉ですよね。トレーナーの間ではかなり頻繁に使われるようになった言葉ですよ。
コレクティブエクササイズとは、評価をした後に動作のパターンを修正して、その動作に関係する怪我のリスクなどを低下させるためのトレーニングです。ファンクショナルトレーニングの中に、コレクティブエクササイズがあるといった具合です。
さらにコレクティブエクササイズのなかでも、私はピラティスを活用することが多いです。
もともとリハビリ目的で開発されたもので、仰向けや四つ這いなど体位を変えながら、やさしい動きから難しい動きへ少しづつ無理なく動きの再学習ができるメリットがあります。動きの中で呼吸を意識するというのも魅力の一つです。
ですので、ピラティスは他のエクササイズと比べても可動性安定性を高めるにはとても効果抜群といえます。
冒頭でもお伝えしたように重いものを持つなど単に負荷をかけるだけでは機能的な動作は獲得できません。
ですが、コレクティブエクササイズは何をすればいいの?というお話になりますよね。
どのエクササイズが必要かは人それぞれ異なるため、まずはトレーニングの専門家へ相談してみるのが一番です。
姿勢改善だけでなく肩こりや腰痛、膝痛などの症状にお困りの方も評価を受けたうえでぜひファンクショナルトレーニングやその一部であるコレクティブエクササイズを体験してみてください。
 
 
 
 
 
 
 
 

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