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札幌中央区円山で姿勢改善を専門にパーソナルトレーニングを行う飯田です。
前回は、ピラティスって何?というお話でした。
今回は、ピラティスのすごいが付くほどの効果についてご紹介していきます。
Contents
前回のおさらい
ピラティスはジョセフピラティスが負傷した兵士に対してのリハビリ目的で開発されたのもので、
身体を正しく動かすことで歪んだ姿勢を改善していきます。
ピラティスは、有名人や海外セレブに人気で、スポーツ選手の間でも取り入れるのが当たり前の時代になってきました。
ヨガと違うのは胸式呼吸がメインで交感神経を優位にし呼吸を意識して動くことで身体が目覚めていくというところまでのお話でした。(詳しくはこちらをどうぞ)
ピラティスの効果
ピラティスの効果は次のようになります。
- 身体の歪みや姿勢のバランスを整える
- 自律神経の乱れを整える
- 怪我防止につながる
- 冷え症が改善されやすくなる
- 脂肪が燃焼しやすい身体へ変わる
- パフォーマンスアップにつながる
では、これらをさらに詳しくご紹介していきます。
1.身体の歪みや姿勢のバランスを整える
ピラティスの1番の効果は“身体の正しい動かし方を知り悪い癖のついた姿勢や歪みを改善していくこと”にあります。
その姿勢や歪みを改善するのに大切なキーワードは“インナーマッスル”です。
よく聞くインナーマッスルという言葉ですが、みなさんはインナーマッスルについてどのくらいご存知でしょうか。
筋肉にはアウターマッスルとインナーマッスルが存在します。
アウターマッスルとは、ボディビルダーを想像していただくとわかりやすいと思いますが、目で見えるような外側についた筋肉のことです。
それに対し、インナーマッスルとは身体の奥(芯に近いところ)の方に存在し目では見えにくい筋肉のことを言います。
[aside type=”warning”]注意
目で見える筋肉でもインナーマッスルと呼ばれるものも存在します[/aside]
インナーマッスルは骨に近いところで存在するため細かな動きを調整したりバランスを取る際に多く使われます。
つまり、乱れた姿勢を正すには骨に近いインナーマッスルを強化していくことが大切になります。
しかし、誰しもが子どもから大人に成長する過程でアウターマッスル(表面の筋肉)が発達していき姿勢や動きの中でも力の発揮しやすいアウターマッスルに頼りがちになります。
少しずつアウターマッスルが優位になると楽な姿勢が正しい姿勢ではなくなっていき、結果腰が丸くなったり猫背になったりといった姿勢不良へつながっていきます。
姿勢不良が続くとインナーマッスルも働きづらくなり結果的に一時的ではなく慢性的な猫背などが完成してしまうのです。
姿勢不良はインナーマッスルを弱体化させ関節の動きも悪くなっていき肩こりや腰痛などの症状を引き起こしていきます。
ピラティスでインナーマッスルを使っていくということは、姿勢改善のみならず肩こり・腰痛・膝痛など症状改善にも効果抜群ということをまずおさえておきましょう。
[aside]ちなみに
姿勢改善には、猫背や反り腰などだけでなくX脚、O脚の改善や美脚、美尻をつくることも含まれます。いいことずくめのピラティスです。 [/aside] [btn class=”rich_blue”]姿勢改善専門のX-functionはここがすごい[/btn]
2.自律神経の乱れを整える
ピラティスは呼吸を意識しながらムーヴメント(ピラティスではエクササイズのことをムーヴメントと呼びます)を行っていきます。
ピラティスの呼吸は前回お伝えした通り胸式呼吸がメインとなるため交感神経に働きかけていくのですが、腹式呼吸を全く行わないという意味ではございません。
ですので、腹式と胸式とをうまく使い分けることで自律神経のバランスを整えていきます。
普段からやる気が出なく副交感神経優位な方は胸式呼吸を少し意識したり、逆に普段からお仕事などで気を張った状態が多い方などは腹式呼吸を取り入れてみるのがおすすめです。
どちらが良いということではなくうまく使い分けることが大切だと私は思います。
3.怪我防止につながる
1.の内容とも重複しますがインナーマッスルの中でもコアをしっかり使うことがピラティスでは重要視されます。
コアはインナーマッスルの中でも体幹の一部ということで身体の中心に近い部分に存在しお腹の周りを支えている筋肉です(背骨を支えているといってもいいかもしれません)。
こちらが体幹の範囲です。以前にも体幹についてはお伝えしましたね。
上記の図はメディカルイラスト図鑑から作成したものです。
コアである腹横筋・骨盤底筋・横隔膜・多裂筋は奥深くの筋肉であり殆どのインナーマッスルと筋膜によってつながっています。
体幹付近に位置する肩関節や股関節の動きはインナーマッスルがしっかり働くことで可動性と安定性の二つが向上します。
つまり、コアがしっかり使えることで肩や股関節の動きが良くなることを意味します。
腕や脚が無理なく上がることで慢性的な怪我や症状だけでなくつまずきを防止したりといった効果が期待できます。
また、ピラティスは身体を内面から意識し動きの感覚をとても大事にします。
感覚が磨かれることで不意に体のバランスを崩すようなシーンであっても体勢を立て直したりといった身体のコントロールがうまく行えるようになり怪我を防止することにつながります。
4.冷え症が改善されやすくなる
ピラティスは冷え症の方にも効果があります。
筋肉は使わず伸び縮みしないと硬くなっていく性質があるのですが、逆に使いすぎても硬くなる性質があります。
使いすぎて硬くなっていることに気付かない、あるいはその性質自体を初めて知ったという方も多いのではないでしょうか。
正確には自分自身の身を守るために硬くなっていると理解してもらうとわかりやすいかと思います。
筋肉はポンプ作用により血液を体の隅々へ送り出しているのですが、その筋肉が硬くなることで伸び縮みがうまくできずにポンプ作用がうまく機能しないため血液の流れが悪くなり冷え症につながります。
ピラティスを行うことで使われにくくなっている筋肉(インナーマッスルのことが多い)を意識して使うことで、使われ過ぎている筋肉にも負担が掛かりにくくなり結果的に全身の硬くなっている筋肉が緩んで血液を送りやすい状態を作り出します。
つまり、冷え症にはピラティスがとても有効だといえるのです。
[aside type=”warning”]注意
ただし、使いすぎによって硬くなった筋肉はピラティス以外にも緩めるケアが必要なことがあります [/aside]
5.脂肪が燃焼しやすい身体へ変わる
脂肪を燃焼しやすい状態をつくるには基礎代謝量を上げることが1番です。
基礎代謝量が上がることでダイエット(減量)効果が期待できます。
では、“基礎代謝量を上げるには?”と思われるでしょう。
そのためには、体温を上げることが必要になります。その体温を上げるには筋肉量を増やすという方法があります。
筋肉量を増やすには大きい筋肉を鍛えて代謝を上げる方法が一般的です。
なので、ダイエット専門のお店では食事のコントロールだけでなくウエイトトレーニング(特にバーベルを使ったトレーニング)を行うことが多いのです。
しかし、“見た目がゴツゴツした身体は目指していない!”という方もいらっしゃるかと思います。
そんな方は、使われにくくなっているインナーマッスルを使ってあげることが筋肉量を増やすもう一つの方法になります。
インナーマッスルは小さい筋肉なので、ダイエットの即効性は大きい筋肉を鍛えるよりも劣ります。
しかし、インナーマッスルが使えるようになると4.であげた血流が良くなるので体温を高い状態でキープしやすくなりリバウンドもしずらくなります。
[btn class=”rich_pink”]ダイエット目的ならこちら[/btn]6.パフォーマンスアップにつながる
これに関しては、今までの効果をご覧いただいた方は既に納得されているでしょう。
パフォーマンスを上げるにはスピードや筋力を上げること(パワーの向上)が大切です。
ですが、姿勢や体の動かし方が正しくなければパワーを生み出す効率が下がりますし、パワーを向上させるトレーニングを行うにしても効果が低くなります。
つまり機能的な動作がパワーを生み出す基盤となっているためパフォーマンスアップにはピラティスがとても大切なのです。
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まとめ
効果をご覧になっていかがでしたでしょうか。
ピラティスと聞くと
- 女性が行うイメージ
- ゆるく行うようなイメージ
- ヨガとの違いが良くわからない
といった方が多いと思います。
しかし、男性で普段運動されている方でも呼吸を意識しインナーマッスルを使うピラティスを行うことで上記のような効果が新たに現れる方は多いです。
私も怪我をきっかけで競技スポーツ(陸上短距離)を引退しましたが、引退する前にピラティスと出会っていたら怪我のリスクもパフォーマンスも間違いなく改善していただろうと今は感じています。
パフォーマンスを向上にお悩みの方のみならず、腰痛や肩こり膝痛などの症状にお困りの方、ダイエットをしたいけど何をしたらいいのという方、健康のために運動したいけど何をしたらいいのという方はぜひピラティスにチャレンジされてはいかがでしょうか。
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